ルイス・ハミルトンもジェンソン・バトンからのサポートを期待

2010年10月27日(水)
ルイス・ハミルトンもジェンソン・バトンからのサポートを期待 thumbnail

2010年のF1チャンピオンになることを狙うルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、チームメートであるジェンソン・バトンからのサポートを期待していると認めた。

バトンは2009年のF1チャンピオンだが、残り2戦になった段階で、選手権トップのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)からは42ポイント差になっている。2010年のF1では、レース優勝者に与えられるポイント数は25ポイントであるため、バトンがチャンピオンになる可能性は非常に低くなったと言える。

一方のハミルトンは、アロンソから21ポイント差。そのため、今後はバトンがハミルトンのサポート役になるのではないかと言われている。

しかし、マクラーレンは2人のドライバーを平等に扱うことをチームの方針にしている。だが、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは韓国GP後、「ブラジルに到着するまでに」戦略をチーム内で話し合うと語っていた。

そんな中、残る2戦ブラジルGPとアブダビGPでの、自身とバトンの戦い方について質問されたハミルトンは、次のように答えている。

「2人とも、チームへできるだけ多くのポイントをもたらせるよう、全力を尽くすよ」

「僕たちは2人とも、大きく離されている。そして、彼の方が僕よりも差が大きい。僕は21ポイント差だから、できるだけ多くポイントを獲得しないといけないんだ」

「どうなるのか分からない。どうするべきだと考えているのか、マーティンに聞くべきだよ」

「僕に分かっているのは、できるだけ上位にいかないといけないということだけだよ。ジェンソンも同じ考えだったら素晴らしいね」

バトンは韓国GP後、数字上もチャンピオンになる可能性がなくなれば、ハミルトンをサポートすると語っていた。しかし、チームの首脳陣からハミルトンをサポートするよう要請されることはないだろうとも話していた。

「ルイスには今でも大きな可能性がある。数字的にはジェンソンも可能性を残しているが、非常に厳しそうだ。彼にとっては、かなり難しくなった」とウィットマーシュはコメントしている。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧