ニコ・ロズベルグがメルセデスGPに移籍してしまった今季、ウィリアムズは新しい“ニコ”と契約を交わした。ウィリアムズは、今季からチームのステアリングを握っているニコ・ヒュルケンベルグが長期にわたって在籍するよう動き出すかもしれない。
グローブに拠点を置くウィリアムズとロズベルグとの契約が2009年いっぱいで切れた。フランク・ウィリアムズ(チーム代表)は2010年について「確かに、彼(ロズベルグ)をキープしたい」と語っていた。
24歳になるロズベルグは、メルセデスGPと契約を交わし、先日のバーレーンGPではチームメートで7冠王者のミハエル・シューマッハより速いペースだった。
ウィリアムズは、GP2チャンピオンのニコ・ヒュルケンベルグと契約を締結。バーレーンGPでヒュルケンベルグは、経験豊富なルーベンス・バリチェロに追いつくために奮闘していた。
ウィリアムズは、ヒュルケンベルグのマネジャーであるウィリー・ウェバーが最近、フェラーリやマクラーレンへ移籍するための足がかりとしてウィリアムズを選んだと語っていたことに言及した。
「彼(ヒュルケンベルグ)を確保するか、しないかは私次第だ」とウィリアムズは語った。
「ウェバーが、彼(ヒュルケンベルグ)が2013年にフェラーリに乗っていると言っていることを、とてもプロフェッショナルではないと思う。私はニコ(ヒュルケンベルグ)が長期にわたってわれわれといることを望んでいる」
「経験豊かなルーベンスをチームメートに加えた。彼のそばにいることで、いろんなことを学ぶことができる」とウィリアムズは付け加えた。
ヒュルケンベルグは、ウェバーが自身の将来についてすでに考えていることが「くだらないよ」と語っていた。
「僕は、ウィリアムズと一緒にレースで勝ちたいんだ。それもできるだけ早くね」とヒュルケンベルグは締めくくった。