2010年のF1参戦を断念したUSF1のエンジニアを雇った企業が、USF1は今でもF1参戦を望んでいると語った。
サウス・カロライナを拠点にするコンポジット・リソース社は、元USF1のエンジニア2名を雇ったと発表し、次のように加えている。
「(USF1は)業務を停止したが、今でも2011年の参戦を望んでいる」
F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は、USF1に対する制裁の可能性を示唆しながら、2011年へ向けた13番目のチームと、その補欠チームの選考を開始すると発表した。
「もちろんUSF1が参戦しなかったことは残念だ」とFIAのジャン・トッド会長はバーレーンで語り、こう続けていた。
「世界(モータースポーツ)評議会が私に対し、状況の確認を求めてきたので、どうなっているのか確認することになる」
「彼らが懸命に取り組み、多大な努力を注いでいたと知っているだけに残念だ」
「ご存じのように、チャーリー・ホワイティング(FIA技術責任者)がファクトリーへ行き、施設や製作中のクルマを見ていた。だが残念なことに、2台のクルマを開幕戦のグリッドに並べるには不十分だった」