ジャック・ビルヌーブは、自身のF1チーム創設計画が統括団体FIA(国際自動車連盟)によって阻まれる可能性があると認めた。
1997年のF1チャンピオンであるビルヌーブは、元GP2チームのデュランゴと提携し、来季からのF1参戦を目指している。ビルヌーブらのほかにも、ステファンGP、エプシロン・エウスカディなどが来季の新規参戦枠を争っているとされる。
2010年からは、ロータス、ヴァージン、ヒスパニア・レーシング(HRT)が新たにF1へ参戦した。
「今年認められるのは難しいよ。FIAは、2009年の失敗を繰り返したくないからね」とビルヌーブは、『La Presse(ラ・プレス)』へ語った。
ここでビルヌーブが指摘した「失敗」とは、USF1のことだ。USF1は2010年からのF1参戦を認められながら、資金を集めることができず、結局は参戦を断念した。
ビルヌーブによると、デュランゴとのプロジェクトは1年前から動き出していたようだ。
「実際にどうなるのか分からないまま、懸命に働いているよ。僕たちのプロジェクトがベストかもしれないけど、僕たちが拒否される可能性もある」とビルヌーブは語った。