2010年F1開幕戦バーレーンGPが3月13日(土)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/6.299km、3月14日決勝49周/308.405km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間17時)から60分間、プラクティス3回目が行われた。
前日に行われたフリー走行では、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がトップになっていた。チームメートのミハエル・シューマッハが3番手、マクラーレンの2台が2番手と4番手に入った。
また、事前のテストなしに登場したヒスパニア・レーシングでは、ブルーノ・セナが走行できたものの、チームメートのカルン・チャンドックは一度もガレージを出ないまま初日を終えている。
セッション開始時の天候は晴れ、気温32℃、路面温度は42℃。セッション序盤にはフェラーリが速さを見せ、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップに立った。セッション中盤にセナが走り始めたが、チャンドックはガレージにとどまった。
セッション終盤にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップに。セッション終了直前にロズベルグが速いペースで走ったが、アロンソのタイムを更新することはできず、このセッションはアロンソがトップで終了した。
アロンソのタイムは1分54秒099だった。
2位から5位までの結果は次の通り。
2位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)1分54秒368、3位マーク・ウェバー(レッドブル)1分54秒500、4位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)1分54秒533、5位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分54秒646。
ザウバーの小林可夢偉は17位だった。
【セッションレポート】
セッションが始まると、フォース・インディアの2台を先頭に各車がコースイン。開始から約10分でレッドブルの2台とヒスパニア・レーシングの2台を除く全員がインストレーションラップを終了した。
その後、レッドブルの2台がコースインし、ピットへ戻ることなくそのまま走行を開始した。セナも開始20分ほどで走り始めたが、チャンドックはまだガレージにとどまっている。
セッション開始20分過ぎのところで、ティモ・グロック(ヴァージン)の左フロントホイールがコース上で脱落したため、イエローフラッグが出された。グロックはクラッシュすることなくガレージへ戻っている。
セッションの半分が経過した段階でもチャンドックはコースインしていない。トップはマッサ、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、3番手フェルナンド・アロンソ。
残り20分になってもチャンドックのクルマでは大掛かりな作業が行われており、すぐにコースインできるような状態にはなっていない。
残り10分のころから各車がソフト側のタイヤで最後の走行を始めた。ここでもチャンドックはまだガレージにとどまったままだ。アロンソがソフト側のタイヤでタイムを更新、トップに立った。
セッション終了直前にロズベルグが速いペースで走ったものの、タイムは2番手に。アロンソがトップのままセッションが終了した。
結局、チャンドックは一度も走ることができなかった。
バーレーンGP公式予選は、このあと現地時間14時(日本時間20時)から行われる。