フェラーリ、マクラーレン流のウイング処理に着手

2010年03月13日(土)
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マクラーレンの革新的な空力処理がレギュレーション違反ではないと認められたが、フェラーリもこの処理の導入に取り組んでいるようだ。

F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は今週、マクラーレンの処理に違反はないと判断したものの、この処理をレギュレーション違反だと考え、怒りを見せているチーム関係者もいる。

近いうちに正式な抗議が行われるとも言われているが、フェラーリがモノコックのエアインテークから空気を取り入れるシステムの導入に取り組んでいるのか質問されると、ドライバーのフェルナンド・アロンソは「イエス」と『El Mundo(エル・ムンド)』へ答えた。

ウィリアムズのエンジニアリングディレクターであるパトリック・ヘッドは、FIAの判断について「まったく迷惑な話」だと『The Guardian(ガーディアン)』へ話している。

また、レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)も抗議よりこの処理のコピーが行われる可能性のほうが高いと語っていた。

ホーナーはさらにこう加えた。

「FIAが確認して問題ないと判断したのだから、これは違反ではなく、賢いデザインなんだよ。それなのでこれからは当然、この抜け穴を目指した無益な競争が展開される」

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