USF1が、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)に対し、チームのエントリーを2011年まで延期するよう要請したようだ。『SPEEDtv.com』が報じている。
USF1は資金面で深刻な問題を抱えているとみられており、同じく資金的に苦しい状況にいたカンポスとの合併もうわさされていた。
しかしカンポスでは、チーム会長のホセ・ラモン・カラバンテがチームを引き継ぎ、チームの救済が成功したとみられている。
その後USF1は、チームの支援者であるYouTube創設者チャド・ハーレイなどが中心になり、2010年からのF1参戦を目指しているステファンGPと合併を話し合ったものの、こちらも失敗に終わった。
これによりUSF1の今季F1参戦が絶望的な状況になったが、『SPEEDtv.com』によると、USF1のチーム代表ケン・アンダーソンやハーレイは、来季のF1へ参戦する意志があることの証明として、「7ケタの金額」の保証書の提出を提案しているという。
また、ハーレイがカンポスなどへ支援先を変更するのではないかとの報道もあったが、現状ではUSF1を離れておらず、状況改善に向けた取り組みにかかわっているようだ。