フェラーリがまたも公式ウェブサイトでF1の新規4チームに対する攻撃を行った。
フェラーリは、FIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー前会長が明らかにしたF1の低コスト化計画に批判的な立場を取っていた。
また、名前もよく知られていないチームがF1に加わるとして、F1は「フォーミュラGP3」という新しい名前を得たとも非難していた。
ヴァージンとロータスについてフェラーリは、「非常に遅いペース」で走っていると批判している。
カンポスについては、「忠実な家臣」のような役目を演じる可能性もあるが、「気前のいいホワイトナイト」からの資金援助の恩恵を受けたとしている。
また、USF1については、「雲隠れした」としながらも、「すべて順調だと言い張る厚かましさを兼ね備えている」と非難。
USF1との契約を希望しているものに対しては、「尋ね人番組」へ連絡するようにフェラーリはアドバイスしている。
最も辛らつな非難を受けたのはステファンGPだ。「撤退したトヨタの骨を拾った、強欲なセルビアのチーム」とフェラーリは表現した。
さらに、ステファンGPにはフェラーリに対するスパイ行為でマクラーレンを解雇されたマイク・コフランが加入していることから、数名のスタッフからは「過去のスキャンダルのにおいがする」とも加えている。
そしてフェラーリは、FIAに対する批判も忘れていない。
「これはFIAの前会長が始めた聖戦の遺産だ」
「その間にわれわれは、BMWとトヨタという2つのコンストラクターを失い、ルノーは名前しか残っていない。いったい価値のあることだったのか?」