来年のF1合同テストはスペイン以外の国で行おうという動きがあるが、スペイン出身のペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)がこれを批判した。
2月にはスペインで合計15日間のテストが予定されているが、悪天候が続いていることもあり、特にフェラーリなどが不満を述べている。
「来年の(シーズン前)テストでは、暖かくて雨の少ない別の国へ行った方が効率的だろう」とフェラーリは今週にTwitterへ投稿していた。
F1のレース復帰へ向け準備しているデ・ラ・ロサも、ドライでの走行が少ないことでフラストレーションがたまると認めているものの、F1は「大幅なコスト削減」をさらにすすめる必要があると語った。
「ヨーロッパにとどまる必要があるし、南スペインはテストに最適な土地だよ」
「魅惑的なバーレーン(でのテスト)の話は、僕に言わせれば無責任なものだね」とのデ・ラ・ロサのコメントをスペイン語のウェブサイト『Motor21』が掲載している。
またデ・ラ・ロサは、来週のバルセロナテストを延長するという案にも反対しているようだ。
デ・ラ・ロサは、延長には満場一致の参戦が必要だとして、「それは不可能だね。1日増えるということはコストも増えることになる。それを容認できないチームもいるよ」とデ・ラ・ロサは加えた。