苦境が伝えられるカンポスの出資者が16日(火)に発表されるようだ。
カンポスは、シャシーを供給するダラーラや、エンジンを供給するコスワースなど、サプライヤーへの支払いができていないとうわさされている。
しかしあるチーム関係者が『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ、「24時間以内に新しい出資者を発表する」と語ったようだ。
だが、以前うわさされていた南アフリカの実業家トニー・ティシェイラが約束していた出資は実現しなかったと複数のメディアが報じており、ティシェイラが出資者として発表されることはないとみられている。
また、スペインのメディアは先週、カンポスの会長であるホセ・ラモン・カラバンテとF1最高権威のバーニー・エクレストンがチーム救済に乗り出し、フォルクスワーゲンもチームへ加わると報じていた。
これに対しフォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者クリス・ニッセンは、次のように語っている。
「その話については、インターネットで見たことと、週末に(ダカール・ラリーでの)われわれのドライバーであるカルロス・サインツ(スペイン出身)に電話して新聞でどんなことが報じられているのか聞いて知っているのみだ」
フォース・インディアの元責任者であるコリン・コレスの加入もうわさされていたが、ジェフ・ウィリスがカンポスに加わるとのうわさも出てきている。
ウィリスはホンダF1やレッドブルで技術部門の責任者を務めていたが、先週のヘレステストに姿を見せており、ウィリスのノートに「ダラーラ」の文字が書かれているのをカメラマンの望遠レンズがとらえていた。