アドリアン・カンポス、チームに残留か

2010年03月03日(水)
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カンポスはシーズン開幕を前にしてチーム体制が変更されるが、チーム創設者のアドリアン・カンポスはF1にとどまるようだ。

『El Mundo(エル・ムンド)』紙は、ホセ・ラモン・カラバンテがカンポスの株式を引き継いでいるものの、カンポスは2010年も上級副社長としてチームにとどまると報じた。

しかし、これまでCEOを務めていたエンリケ・ロドリゲスと、パートナーであったメタ・イメージがチームを離れたとみられており、カラバンテはイスパニア・レーシングへチーム名を変更するとの見方が強い。

また、今回の動きにはフォルクスワーゲンも関与しているとのうわさがあるが、『El Mundo(エル・ムンド)』紙はドイツの投資グループが新体制にかかわり、4日(木)にスペインで正式発表があるとも報じている。

ムルシアで行われるとみられるこの発表会で、カルン・チャンドックとブルーノ・セナがドライバーとして発表され、ダラーラ製のクルマもお披露目されるようだ。

リザーブドライバー候補としては、USF1と契約を結んでいたホセ・マリア・ロペスや、現FIA(国際自動車連盟)会長の息子、ニコラ・トッドがマネジャーを務めるパストール・マルドナードの名前が挙がっている。

カンポスのリザーブになったドライバーは、グランプリ金曜のフリー走行に出走する可能性もあるとみられる。

また、開幕戦のバーレーンGP前には、ダラーラの本部からも遠くないイモラ・サーキットで、コスワースエンジンを搭載したクルマのシェイクダウン(ごく初期的な確認走行)が行われると言われている。

新チーム代表のコリン・コレスは、体制変更後のチームを機能させるのは困難な課題だと語った。

コレスは『PA Sport(PAスポーツ)』へ、自身が就任した際カンポスには「混乱以外、何もなかった」と語った。

コレスによると、チーム本拠地にあったのは、ソフトウエア部門と3人のエンジニア、そして「何も置かれていない作業場」だけであったようだ。

「真実はクレイジーなストーリーだったよ」とコレスは加えている。

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