ブルーノ・セナのカンポスでのシートは安泰だと思われていたが、そうではないとの憶測が広まってきた。
カンポスはF1参戦の危機が報じられていたが、F1最高権威バーニー・エクレストンの支援を受けながらチーム会長のホセ・ラモン・カラバンテがチームを引き継ぎ、危機は脱したと思われている。
しかし、カンポスとすでに2010年の契約を結んでいるセナが、より多くの資金を持ち込めるドライバーにシートを奪われる可能性が浮上してきた。
21日(日)にセナがカラバンテや新チーム代表のコリン・コレスと会ったようだが、今以上のスポンサーを獲得してシートを確実なものにするよう求められることはなかったという。
だが、カンポスの公式なコメントは、「しかるべきときに」完全なドライバーラインアップを発表するというものだけだ。
またコレスは『BBC』へ25日(木)に、「すぐにドライバーライナップを発表する」と語っている。
USF1のドライバーであるホセ・マリア・ロペスや、USF1を支援しているYouTube創設者チャド・ハーレイがカンポスと交渉しているとも言われているが、コレスがこの報道を認めることはなかった。
しかし『BBC』は、USF1がすでに壊滅的な状態になっており、チームマネジャーや少数のメカニックが残っているのみだと報じた。
USF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーは、コメントを残していない。
『BBC』は、USF1とカンポスが合併するという話は的外れだとしているが、バーレーンのグリッドに並ぶと自信を見せる次のようなコレスのコメントを報じている。
「われわれは全力で働いており、バーレーンに行く」
「私は、苦境にあるチームをどう運営すればいいのか分かっている。われわれはバーレーンに行くが、厳しい仕事になる」
報道によると、歯科医でもあるコレス自身も資金を持ち込んでカンポスに加入したとのことだ。