トニー・ティシェイラ、カンポスを救済か

現在メタ・イメージが保有している新F1チーム、カンポスの株式を、トニー・ティシェイラが取得すると報じられている。

同様のうわさは、これまで何度も出ていたが、『Cadena SER（カデナSER）』によると、近日中にティシェイラが正式発表を行うようだ。

カンポスは、スペインのスポーツ・マーケティング企業であるメタ・イメージとアドリアン・カンポス（チーム代表）が共同で創設したチーム。

しかし『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌などは、カンポスが2010年の予算を確保することは、時間的にも不可能だと報じている。

『Cadena SER（カデナSER）』と同様に『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌も、「新しい出資者」が数日以内にチームへ正式に加わると報じた。

『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌によると、A1GPを運営していたティシェイラが、A1GPチャンピオンであるアダム・キャロルをカンポスのドライバーにすることを計画しているようだ。

だが、F1最高権威のバーニー・エクレストンが、ティシェイラへの株式売却を認めたがっていないとのこと。

伝えられるところによると、現在は事実上消滅しているA1GPの負債をすべて処理した場合にのみ、エクレストンはティシェイラとの取引を認めるという。

またエクレストンは、ゾラン・ステファノビッチが率いるステファンGPの参戦を希望しているともうわさされている。

カンポスは順調に計画が進行しているダラーラのシャシーでの参戦を目指しているが、ステファンGPもトヨタが2010年に向けて開発していたクルマでの参戦準備を整えている。

スペインの『Diario Sport（ディアリオ・スポルト）』紙は、ティシェイラとの取引が2,000万ユーロ（約25億円）相当だと報じた。

『Diario Sport（ディアリオ・スポルト）』紙はさらに、F2チャンピオンであるアンディ・ソウセックがカンポス加入に十分な資金的な支援を獲得したとも報じている。

「カンポスと交渉する準備は整っている。今週にアドリアンから連絡があることを願っているよ」とソウセックは語った。

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