ロータスのF1チーム名問題、法廷での決着が濃厚に

2010年12月09日(木)
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F1での「ロータス」の名をめぐる争いが、法廷で決着することが確実になってきた。

トニー・フェルナンデスが率いるマレーシア資本のチームは2010年、グループ・ロータスから名称の使用許可を得て、ロータス・レーシングというチーム名でF1に参戦していた。しかし、グループ・ロータスは2011年からルノーF1のパートナーとしてF1に参入するため、フェルナンデスのチームに対する名称の使用許可を取り下げた。

そこでフェルナンデスは、グループ・ロータスが管理していなかった「チーム・ロータス」の名称権を獲得。2011年はチーム・ロータスとしてF1にエントリーした。これにグループ・ロータスが反発し、両者の争いは法廷へ持ち込まれていた。

だが、フェルナンデスは最近、この問題を法廷で争うことによって、ロータスというブランドやその歴史を「破壊」するようなことはしたくないとのコメントも残している。

しかし、チーム・ロータスのリアド・アスマットCEOは9日(木)、法廷での手続きをさらに進める意向を示した。

「法廷がすべての決着をつけるのが、誰にとっても公平なことだと思う」とアスマットは『Bernama(ベルナマ)通信』へ話している。

さらにアスマットは、グループ・ロータスが「ロータス」という名称の権利を完全に掌握しているわけではないとの意見を述べた。

「誰かが細かい基準を定めていたか? 私はそんなもの把握していない」

「彼ら(グループ・ロータスの親会社プロトン)は、彼らが(ロータスの)名称権を保有していると言っていた。だが、われわれはチーム・ロータスの権利を持っている。だからこそ、私たちがチーム・ロータスとしてレースを戦うのだよ」

そして「ロータス」と「チーム・ロータス」に違いはあるのか質問されたアスマットは、「違う。名称権という面では、大きな違いがある」と答えた。

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