アメリカGP、サーキット建設計画の提出が遅れる

2010年10月05日(火)
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2012年からアメリカGPを開催するテキサスの主催者が、期限までにサーキットのデザイン案を提出しなかった。

主催者のタボ・エルムンドは8月の時点で、統括団体FIA(国際自動車連盟)のサーキット委員会へ、9月にレイアウトを提出すると語っていた。

しかし、『Austin Business Journal(オースティン・ビジネス・ジャーナル)』によると、主催者側が自主的に設定したこの期限は守られなかったという。

主催者は9月にコースの基本的なデザインを公表し、先月には地元当局に詳細を提出していた。

しかし、サーキットを設計しているヘルマン・ティルケの事務所は、9月14日(火)に行われたサーキット委員会の会議へ計画を提出しなかったことを、サーキット委員会のロジャー・パート委員長も認めている

その一方で、主催者側は問題なくサーキットの計画を提出できるとの情報もあり、スポークスマンも、提出の遅れが問題の兆候を意味するものではないとして、こう語った。

「12月の着工、そして2012年のレース開催を楽しみにしている。FIAと密接に協力している。数ヶ月以内に最終計画を提出する予定だ」

サーキット設計者であるティルケも、2012年のレース開催までにサーキットが完成すると自信を見せる。

「時間的なプレッシャーを感じながら作業することには慣れている。それによってわれわれが影響を受けることはない」とティルケは『American Statesman(アメリカン・ステイツマン)』へ語った。

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