F1を統括するFIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー前会長が、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の王座獲得はF1にとっての勝利でもあると語った。
最終戦アブダビGPを迎えた段階で、ランキングの首位にいたのは、今シーズンのドイツGPでチームからの指示によってレース優勝を譲られたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。結局、アロンソは最終戦での戦略ミスによってタイトルを逃したが、チームオーダーを使ったアロンソがチャンピオンにならなくてよかったとモズレーは語っている。
その一方で、2010年のF1チャンピオンになったベッテルは、間違いなく王座にふさわしいとモズレーはコメントした。
「セバスチャンは勝利にふさわしい。あらゆる面で、最高なワールドチャンピオンだ」
「彼は人にも好かれるし、リラックスしていて自然体だ。それなので、これはF1にとっての勝利でもある」