トヨタのファン感謝イベント『トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル2010』で、小林可夢偉(ザウバー)と中嶋一貴が参加したスペシャルトークショーが行われ、集まったファンを楽しませた。
トークショーの冒頭で可夢偉は、F1最終戦後のオフを利用してドバイにできた「アルマーニホテル」へ宿泊しにいったときのエピソードを披露。どこにも料金の表示がなかったものの、なんと1泊15万円もしたようで、これには「高すぎです! 支払いのときにびっくりしました」と世界を転戦するF1ドライバーらしいリッチな話題で集まったファンを驚かせた。
また、今シーズンのベストレースについて可夢偉は、追い抜きを連発した日本GPではなく、トルコGPだと語った。トルコGPから流れが変わっていったためとのことだが、「自分の中では分かるけど、テレビで見てたら分からないのかな」とも話しており、トルコGPへの思い入れは強い様子だった。
そして、一緒に登場した中嶋と可夢偉は、10代のころからTDP(トヨタ・ヤング・ドライバー・プログラム)のメンバーとして、お互いによく知った仲だった。そのため、中嶋が「1年くらいまともなレーシングカーに乗っていなかったので…」と語ると、「乗ってもらわんと困るよ。ホントに」と普段はボケ担当になることが多い可夢偉が鋭いつっこみを入れる一幕も。
その後は、ボケの可夢偉とつっこみの中嶋という構図が完ぺきにでき上がっており、来年は2人で「M-1グランプリ」を目指すと可夢偉が宣言するほど、笑いにあふれたトークショーになっていた。