ブラジルGP、死亡事故を受けてコースを改修

2010年10月29日(金)
ブラジルGP、死亡事故を受けてコースを改修 thumbnail

ブラジルGPの主催者が、F1で最も危険とも言われるストレートの改修を決断した。

3年前にはストックカーのレース中、ピットレーン入り口の手前にある左へゆるくカーブしている実質のストレート区間で、ラファエル・スペラフィコがタイヤバリアに激突。その後、スペラフィコのクルマはコース上まで跳ね返ってしまい、ライバルのクルマと衝突し、スペラフィコは即死していた。

『Globo Esporte(グローボ・エスポルチ)』によると、主催者側は問題となったタイヤバリアを撤去し、225メートルにわたって「ソフトウォール」を設置したとのことだ。

ソフトウォールとは、金属製バリアの後ろに発泡素材を設置することで、激突時の衝撃を吸収し、激突したクルマの衝撃を緩和するとともに、コース上へ跳ね返ることを防ぐもの。楕円形のオーバルコースなどでも、導入が進んでいるシステムだ。

サーキット・エンジニアのルイス・エルネスト・モラレスは、次のように語っている。

「これは、衝撃を吸収するバリアだ」

「ここはウォールが非常に近く、このサーキットでも危険な場所だ」

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