レッドブルでチーム内の対立が激化しているとの報道が続いているが、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、チーム内に不協和音はないと主張した。
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とレース後に握手しながらも、マーク・ウェバー(レッドブル)が笑顔を浮かべていない様子をとらえた写真が報じられていたが、レース後の夜にはホーナーの自宅にチームが集まり、大合唱していたとホーナーは明かした。
ニキ・ラウダは、レッドブル内の雰囲気を「不快なもの」と表現していたが、ホーナーによると、両ドライバーのほか、ホーナー自身、そしてチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューイがステージに上がり、1970年代の名曲、ドン・マクリーンのアメリカン・パイをカラオケで全員が熱唱したという。
ウェバーは、12日(月)にホーナーと「きちんと話をしたい」と語っていたものの、イギリスGPのことについてホーナーとウェバーが話し合うのは、今週後半になるとのことだ。
メディアでの報道を否定するように、ホーナーはウェバーがナンバー2ドライバーではないと語る。
「もし次のレースで同じような状況になれば、同じ判断基準、選手権でのポジションに基づいて、パーツはマークのクルマに装着される」
しかしホーナーは、ウェバーへ先に「理論的な根拠」を説明することなく、ウェバーのクルマから新型フロントウイングを取り外したのはミスだったと認め、次のようにコメントした。
「セバスチャンの国籍や年齢、ルックスを理由に、彼のクルマを優先させたいというような願望があるわけではない」