2011年からF1に参戦する新チームの発表は、遅れる可能性がある。
こう語るのはホアン・ビラデルプラット。ビラデルプラットが率いるエプシロン・エウスカディとニコラ・トッド率いるARTが、2011年からの新F1チーム最有力候補だとみられている。
統括団体FIA(国際自動車連盟)は4月に新規チームの募集を終了。その後、参戦を希望するチームは6月までに正式な申請を行い、「適性評価が行われ、7月に発表される」ことになっていた。
しかし、発表は遅れる可能性が高そうだとして、ビラデルプラットは『Autosprint(オートスプリント)』へこう語った。
「自分たちのチャンスについては楽観的になっているが、FIAの発表が8月になりそうなことについては、懸念を抱いている」
「そうなると、チームが準備をする時間が非常に短くなってしまう」
「そのため、われわれがグリッドにつけるのか確実には分からぬまま、2011年のプロジェクトに向けて投資しなければならない状況だ」
チーム創設にあたり、ビラデルプラットは1億ユーロ(約112億円)の予算を目標にしているとのこと。これは、今年の新規3チームの年間予算を大幅に上回る金額だ。
「これより予算が小さければ、単なる数合わせになってしまうだろう」とビラデルプラットは加えた。