ジャッキー・スチュワート卿が、これまでのフェルナンド・アロンソとフェラーリに失望していることを認めた。
ジル・ビルヌーブ・サーキットで71回目の誕生日を祝ったスチュワートは、アロンソのフェラーリ移籍を希望していると以前から公言していた。
「彼は非常に賢いドライバーであり、かつてシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/現メルセデスGP)がやっていたような働きをできる資質がある。彼はリーダーなんだよ」とスチュワートは『AS』へ語る。
2010年にアロンソのフェラーリ入りが実現し、開幕戦ではアロンソが優勝したものの、それ以降は苦しい戦いが続いている。
「私が予想していた以上に時間がかかっているようだ」
「彼はいつも以上にミスをしており、クルマも十分とは言えない」とスチュワートは加えた。
今季はタイトル獲得の可能性が小さくなってきているアロンソだが、フェラーリでのタイトル獲得は2011年まで待たなければならないとの意見には、こう反論した。
「今シーズンのタイトル争いでは、僕たちもいい位置にいると思う」
「ほかよりもいいレースはあったけど、勝ったときには浮かれすぎず、いいパフォーマンスを発揮できなくても落ち込みすぎないことが大切だよ」