波乱が予想されるカナダGP決勝

2010年06月12日(土)
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雨の予報もあるカナダGP。もしこの予報が外れたとしても、波乱のレース展開になる可能性が高そうだ。

レース中の給油が禁止された今シーズンは、どのチームも似たような1ストップ戦略を採用してきた。

しかし、2年ぶりの開催となったカナダGPでは、路面のグリップが低いことと気温の低さが合わさり、タイヤ摩耗の激しさが11日(金)のフリー走行で問題になっていた。

「現在のデータでは、最低でも2ストップになると思います」ブリヂストンのF1タイヤ開発責任者、浜島裕英氏もこう語る。

11日には、ソフト側のタイヤが数周しかもたないとドライバーが指摘しており、ハード側のタイヤもすぐにパフォーマンスが変化してしまい、グレイニングも問題になっていた。

複数のドライバーが、レースでは複数回ピットインする必要がありそうだと語っており、ロバート・クビサ(ルノー)も『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へ「実際、2ストップがやっとの状態だと思う」と語っている。

今シーズンは、予選で最速タイムを記録したタイヤで決勝をスタートしなければならないドライバーもいるが、速いタイムを出すため、ソフト側のタイヤで予選を戦うというギャンブルに出るドライバーもいると予想される。

「リスクを冒すドライバーもいるでしょう。これまでのレースとは、少し違った展開になるかもしれません」と浜島氏も予想する。

ロータスのヘイキ・コバライネンは、「面白い週末になると思うよ」と笑っていた。

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