ブリヂストンの2010年トルコGP決勝レポート

2010年05月31日(月)
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スリリングでドラマチックなレースとなったトルコGP決勝は、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手が優勝を飾った。タイヤに厳しいターン8への挑戦に挑んだブリヂストンのポテンザタイヤは、猛暑の中で戦われた58周のレースの最後まで接戦の戦いを可能にした。

ハミルトン選手のチームメートのジェンソン・バトン選手は2位、ポールからスタートし、後半までレースをリードしていたマーク・ウェバー選手はチームメートのセバスチャン・ベッテル選手との接触でピットストップを余儀なくされ、3位に終わった。

安川ひろし(ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「今回は非常にエキサイティングなレースになりました。優れたパフォーマンスを見せたボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとレッドブル・レーシングにお祝いを申し上げます。難しいコーナーと興味深い傾斜があるイスタンブール・パークは素晴らしいレースを可能にしてくれます。世界中の視聴者の前で、われわれのタイヤの力強い性能を証明することができました。われわれが目の当たりにした興奮は、レースを観た誰もが感じたことだと思います。ブリヂストンは地元トルコに加え、南アフリカからもゲストを迎え、この最高のレースを共に楽しむことができました。ブリヂストンのお客様やディーラーの皆さんに今回のレースを楽しんでいただけたことを非常にうれしく思います」

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日、イスタンブールでわれわれが目にしたのは、まさにターキッシュデライトと言えるでしょう。トップグループではどちらのコンパウンドのブリヂストン・ポテンザもかつてないほどの接近したペースを見せ、これがレースをエキサイティングにしてくれました。今シーズンはエアロダイナミクスが益々進歩し、クルマの重量も重くなっていますが、われわれのタイヤは、モータースポーツ有数の過酷なコースで優れた性能を発揮しました。安全を常に一番とするわれわれにとって、このレースに安全なタイヤを提供することができたのは誇りです。また、今回われわれは多くの選手にとっても性能を発揮しやすいタイヤを供給できました。これは、最後から2周目にルノーのペトロフ選手がソフトコンパウンドでレースの最速ラップタイムを記録したことや、レッドブルやマクラーレンが常に接近した戦いを見せてくれたことからも分かります。ブリヂストンが戦った数多くのグランプリの中でも、今回のレースはわたしの記憶に長くとどまるレースとなるでしょう」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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