エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が12日(水)、モナコGPはトラフィックによる混乱の影響を大きく受けるとの意見に異論を唱えた。
今年から参戦台数が24台に増えただけではなく、新規チーム6台のペースが既存チームよりも大きく遅れているため、特に予選Q1ではトラフィックが問題になるとして、主にトップチームのドライバーが懸念していた。
しかしスーティルは、「Motorsport-Magazin.com」へこう話す。
「数年前なら、5、6秒の差があって、誰かに引っかかるなんて普通のことだった」
「そのころは誰も文句を言っていなかったのに、今はそのことが大きな話題になっている。今ある状況に対処しないといけないんだよ」
ペースの遅さが懸念される新規チーム、ロータスに乗るヘイキ・コバライネンは、今週末の予選でアタック中は、ミラーではなく目の前のコースに集中するとして、次のように語った。
「僕だって自分の仕事をしないといけないんだ」
コバライネンのチームメートであるヤルノ・トゥルーリもスーティルの意見に賛成し、自身がF1にデビューした1997年には22台がモナコを走り、今年と同じようなタイム差があったと語っている。
「僕に解決法は分からないよ。僕は気にしない。予選でコースに出ていって、速いタイムを出したいだけだよ」とのトゥルーリのコメントを『BBC』が掲載した。