2010年中国GP予選の詳細レポート

2010年04月17日(土)
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2010年F1第4戦中国GPが4月17日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km、4月18日決勝56周/305.066km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間15時)からQ1、Q2、Q3の3つのセッションでなる公式予選が行われた。

現地時間11時から行われたフリー走行では、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップになっていた。これまでの3戦すべてでレッドブルがポールポジションを獲得しているが、今回もレッドブルが予選に向けて好調な仕上がりを見せている。

セッション開始時の天候は晴れ、気温20℃、路面温度は30℃。予選Q1では波乱が起きることもなく、今週末は苦戦を強いられているビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が新規チームとともに脱落した。

Q1でトップになったルイス・ハミルトン(マクラーレン)はQ2でもトップになり、速さを見せていたが、Q3ではまずセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップに立つ。

その後、セッション終盤にウェバーがベッテルのタイムを更新したものの、終了直前にベッテルが再びタイムを更新し、今季3度目のポール獲得。レッドブルにとっては4戦連続のポールポジションになった。

2位から10位までは以下の通り。

2位マーク・ウェバー(レッドブル)、3位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、5位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、6位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、7位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8位ロバート・クビサ(ルノー)、9位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、10位エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。

【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。セッションの半分が経過した段階では、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップ。レッドブルの2台、そしてビタリー・ペトロフ(ルノー)がまだタイムを計測していない。

セッション終盤には最後までガレージにとどまったペトロフもコースインし、タイムを計測。既存チームの中ではペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)が脱落するポジションにいる。その後デ・ラ・ロサはタイムを更新し、既存チームの中ではビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)がこのセッションで脱落することになった。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下の通り。

ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、ティモ・グロック(ヴァージン)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)。

予選Q1のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)。

予選Q2は15分間で戦われ、11位から17位のドライバーがここで予選を終える。Q2の序盤では、多くのチームがソフト側のタイヤで走行する中、レッドブルの2台はハード側のタイヤで走行。それでもウェバーとベッテルがそれぞれ5番手、6番手につけている。

セッション終了直前には10番手のポジションをめぐって激しい攻防が見られたが、結局はミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が10番手で無事にQ3へ進出。ザウバーの小林可夢偉はこのセッションで脱落となった。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下の通り。

ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ビタリー・ペトロフ(ルノー)、小林可夢偉(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)。

予選Q2のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)。

Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。各車が1回目のタイム計測を行うと、まずトップに立ったのはベッテル。マクラーレンの2台はガレージへ戻ることなく、ピットレーンでタイヤ交換のみを行って2回目のアタックに向かった。

2回目のアタックでは、まずハミルトンがタイムを更新したものの、ベッテルには届かず、バトンもベッテルを上回れなかった。しかし、ウェバーがベッテルのタイムを更新。これで決まったかに思えたが、最後の最後でベッテルがトップタイムを更新し、ベッテルが今季3度目のポールを獲得した。

ベッテルのポール決定直後、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはチーム無線で一言。「誰にライドハイト・コントロールが必要なんだよ!」

中国GP決勝は明日18日(日)、現地時間15時(日本時間16時)から行われる。

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