メルセデスとのワークス関係解消はマクラーレンが申し出ていた

2010年04月14日(水)
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マクラーレンとメルセデス・ベンツのワークス関係解消は、マクラーレン側から申し出たことだった。マクラーレン・グループ会長ロン・デニスがこう明かした。

マクラーレンの前チーム代表であるデニスは現在、マクラーレンの市販車部門を率いているが、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは最近、マクラーレンの市販車プロジェクトについて「われわれの道とは異なっており、友好的な解決法を見いだした」と語っていた。

デニスはメルセデスとのワークス関係解消の理由について、メルセデスのコントロールから独立することをマクラーレンが望んだためだと説明している。

「われわれが(関係解消を)申し出た。われわれは独立したかったんだ。われわれが関係していなかったという意味ではない」とデニスは『Arabian Business(アラビアン・ビジネス)』に語った。

だが、今回の関係解消により、メルセデスはブラウンGPを買収してメルセデスGPにしたため、メルセデスにとっても良いものだったとして、デニスはこう加えた。

「最高な取引だとは言わないが、ウィン-ウィンな状況だった」

「彼らは望んでいたもの、完全に支配できるグランプリ・チームを得た。そしてわれわれは、今後もエンジンの供給を受け、われわれの製品を宣伝し、マクラーレンのブランドを作り上げることができた」

メルセデスはマクラーレンの株式40%を保有していたが、デニスによると、マクラーレンを完全に支配することをメルセデスは望んでいたようだ。

「彼らはより多く(の支配権)を求めていた。だがわれわれは、彼らの支配力を弱めたかった」

「何が起きたか見れば分かるだろう。彼ら(自動車メーカー)が支配することは、必ずしも生産的なことではない」

マクラーレンはすでに、メルセデスが保有していた株式のほとんどを買い戻している。

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