ザウバー、参戦リストに掲載されず

2010年02月24日（水）

F1の統括団体FIA（国際自動車連盟）が発表した最新の参戦リストに、まだザウバーの名前が加えられていない。

ザウバーはチームの前オーナーであるBMWがF1から撤退したが、最終的にチーム創設者のペーター・ザウバーがチームを買い戻し、12月にはFIAがF1を撤退したトヨタに代わってザウバーの参戦申請が「認められた」と発表していた。

しかし、FIAの公式シーズンガイドにはザウバーの名前も、ドライバーである小林可夢偉やペドロ・デ・ラ・ロサの名前も掲載されていない。

ザウバーの名前が掲載されなかったのは、新規チームの将来が不透明なためであるとうわさされている。

ルールでは最大13チームの参戦が認められているが、ザウバーの名前を加えないことにより、リスト上のチームは現状で12チームになる。

また、USF1はすでに2010年シーズン開幕からの4戦は出場の準備が整わないと認めており、参戦自体を断念する可能性も指摘されている。

『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌によると、FIAはUSF1と現状について話し合いを行っていると認めたようだ。

もしUSF1が参戦を断念した場合には、すでに参戦を認められているザウバーがUSF1の使用するはずだったカーナンバー、22と23を使用する可能性もある。

さらに、USF1の参戦断念によって参戦枠が1つ空けば、2010年からの参戦を目指しているステファンGPにとっても参戦へ向けて大きく道が開けることになる。

FIA | ザウバー