ヘレスでGP2のテストを行ったミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、好タイムを記録していた。
GP2の開発テストという名目で行われているものの、実際にはシューマッハのF1復帰へ向けた準備になっている今回のテストだが、初めの2日間は悪天候に見舞われていた。
しかし最終日となった14日(木)には天候も回復し、シューマッハはスリックタイヤで100周以上を走行している。
発表されたリリースによると、シューマッハのベストタイムは1分24秒6。これは、小林可夢偉(ザウバー)が2008年に記録した、GP2でのラップレコードよりもコンマ4秒遅いタイムだ。
「すぐにいい調子だと感じたよ。よし、行くぞ!ってね」とシューマッハは語っている。
最近のF1若手テストの際に記録されたヘレスでのベストタイムは1分17秒。ダニエル・リチャルドがレッドブルで記録したものだったが、このときは1分20秒台で走行しているドライバーもいた。
ヘレスで最後にF1が開催された1997年、フェラーリに所属していたシューマッハは、シューマッハを含めて3人のドライバーが1000分の1秒まで同じタイムを記録するという前代未聞の予選で、1分21秒台のタイムを記録していた。