ルノー、ピケ親子に“クラッシュゲート”を全面的に謝罪

2010年12月08日(水)
ルノー、ピケ親子に“クラッシュゲート”を全面的に謝罪 thumbnail

ルノーは、ネルソン・ピケJr.と父親のネルソン・ピケに謝罪し、「多額の」賠償金を支払うことに同意した。

ピケJr.が2008年シンガポールGP決勝で故意にクラッシュしたことを明らかにし、“クラッシュゲート”と名付けられたスキャンダルが終結する。

F1で3度タイトルを獲得した父親のピケとその息子ピケJr.は、チームからクラッシュを強要され、さらにチームがシンガポールGPについて虚偽報告を行ったとして、ロンドンの高等裁判所にルノーを訴えていた。

裁判後、ピケ親子の弁護人は「本日、ルノーF1チームは、彼ら(ピケ親子)を中傷したことについて謝罪した」と語った。

「彼らが、FIA(国際自動車連盟)にスキャンダルを明かしたとき、ルノーは激しく反論した。さらに、ネルシーニョ(ピケJr.のこと)はこの一件で、F1生活が短いものになってしまった」

25歳になるピケJr.は今季、アメリカのNASCARシリーズに転向している。7日(火)、ピケJr.はF1に復帰することに集中しないと報じられている。

ルノーは「ピケJr.と父親が、この件で苦悩と困惑を与えられたことについて謝罪したい」と認めている。

「われわれは謝罪し、うそ偽りないことを示す。彼らが起こした名誉棄損の裁判費用と多額の損害賠償金を支払うことに同意する。今後、同様の申し立てを繰り返さないことを約束する」とルノーは付け加えている。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧