F1 界のボス、新規チーム問題で非難の矛先を変える

2010年12月02日(木)
F1 界のボス、新規チーム問題で非難の矛先を変える thumbnail

F1の最高権威バーニー・エクレストンが、新規F1チームに対する姿勢を変えた。

エクレストンは先日、ロータスは今後もF1に残る価値があるとしつつも、苦戦が続いた新規チームはF1の「恥」であり、「なくなってしまえば」うれしいとコメントした。

だが、今になってエクレストンは、F1に新しい血が入ることは「いいこと」だとしつつ、低予算を掲げて新規チームを招き入れたとして、統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーを非難した。

「新チームについては、公平に言えば、彼らの問題は彼らの責任ではない」

「実際には、3,000万ポンド(約39億円)で戦えると彼らに伝えたマックス・モズレーの失敗だ」

「だが彼らはこうして参戦し、路頭に迷っていないのだから、彼らの参入はいいことだ」とエクレストンはヘインズ出版グループの『公式F1シーズンレビュー2010』の前書きに書いている。

エクレストンは新規チームについて、「無能」だと批判していたが、その後、ヴァージンはロシアのスーパーカーメーカーであるマルシャ、ヒスパニア・レーシングはレフォニカの元会長フアン・ビリャロンガからの出資を受けた。

今回、新規チームの問題でモズレーを批判したエクレストンだが、新規チームを募集した際にはエクレストンも、資金援助をするとして新規チームの参入を促していた。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧