「速いだけじゃF1にいけない」若手ドライバーが嘆く

2010年12月02日(木)
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2009年のF2チャンピオンであるアンディ・ソウセックが、F1シートを得るにはスポンサーによる大きな支援が必要なF1の現状を嘆いている。

ソウセックは、2009年のF2チャンピオンになり、2010年はヴァージンのテストドライバーになった。しかし、走行の機会もないことから、シーズン中にヴァージンを離脱している。

2011年にもF1で自分の居場所を見つけることを目指しているソウセックだが、それが簡単ではないことを『AS』へ認めた。

「いくつかのチームと交渉しているよ。メインドライバーとしての交渉もあるし、サードドライバーとしての交渉もある」

「ドライバーには、以前からスポンサーやサポートが必要だったけど、現状は問題だよ」

「世界的に市場やスポンサー活動が縮小しているのに、政治的な支援を受けているドライバーや、国家からサポートされているドライバーもいる」

「それによって、(F1シートの)価格は“正常”じゃないものになっている。チーム側も、のどから手が出るほど資金を必要としているからね」

「F3やF2でチャンピオンになり、ウィリアムズでテストをして、GP2やスーパーリーグで走ってきた。でも、すでにF1にいるドライバーを見てみると、彼らはこれほどの結果を残していない」

「結局のところ、速さだけが重要なわけじゃないんだ」

しかし、ソウセックは望みを捨てておらず、次のように加えた。

「忍耐強く待たないとね。僕が言及した、(資金面で大きなサポートを得ている)4人か5人のドライバーは、資金力だけではなく、才能も証明しないといけないからね」

「彼らが先になったけど、チームはもっといい選択肢を探すはずだよ」

さらにソウセックは、「F1に向けて全力を尽くしているけど、ほかの選択肢もある」と話し、インディカーやDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のチームとも交渉していることを明かした。

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