ロータスの名称問題、11月19日に解決策が発表?

2010年11月18日(木)
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「ロータス」の名をめぐる問題の解決策が、19日(金)に発表されるようだ。

2010年からF1に参戦したロータス・レーシングは、かつてのF1チームであるチーム・ロータスや、イギリスのグループ・ロータスとは関係のないチームだが、グループ・ロータスから名称の使用許可を得て、「ロータス」の名を冠したチーム名で参戦した。

しかし、ロータス・レーシングのチーム代表トニー・フェルナンデスが、今後もロータスの名を使い続けることを希望している一方で、グループ・ロータスはルノーとの提携でF1へ進出することを検討している。

この問題については、ロータス・レーシング側が「イギリス高等法院での手続きを開始した」と発表していたが、実際に法廷で両者が争うことにはならない可能性が高まった。

『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、19日にこの問題の解決法が発表されると報じている。グループ・ロータスは、今週中に2011年へ向けたF1のプロジェクトを発表するとみられていることから、名称問題についても何らかの発表が行われる可能性はある。

フェルナンデスは、名称問題に対するファンからの意見をツイッターで求めていたが、「(株主である)ナサ、ディン、そして私は、どうするべきか分かっている。私たちは、みなさんのチームだよ」と書き込んだ。

さらにフェルナンデスは『Reuters(ロイター)』へ、次のように話している。

「ロータスの名を破滅させるようなことにかかわりたくない」

「われわれは、ロータスの名にふさわしいことをしたと思っている。今後も(名前を)維持したい。われわれのものだと思っている。しかし、われわれは現実的でもある」

また、ロータスの技術責任者マイク・ガスコインは、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へこう語った。

「チームが将来、どんな名前になるのか分からないが、それは重要なことではない」

「私は、チームのこと、そして今年のわれわれが強さを証明できたことを誇りに思っている。そして、われわれから奪えないものが、少なくとも1つはある。われわれがロータスをF1に復活させたんだよ」

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