アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで17日(水)に行われた若手テストの2日目、レッドブルから参加したダニエル・リチャルドが2日連続でトップタイムを記録した。
テスト初日は2番手に約1秒の大差をつけてトップになったリチャルド。この日も2番手にコンマ7秒という大差をつけた。また、路面の状態が良くなっているようで、リチャルドが記録したタイムは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がアブダビGPでポールポジションを獲得したタイムを約1.3秒も上回るものだった。
前日はヴァージンからテストに参加したジェローム・ダンブロシオが、この日はルノーからテストに参加し、2番手のタイムを記録。3番手にはメルセデスGPから参加したサム・バードが入った。
DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の元チャンピオンであるゲイリー・パフェットは、マクラーレンから参加して4番手。フェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキが5番手になった。
ザウバーではこの日、2011年に加入し、小林可夢偉のチームメートになることが決まっているセルジオ・ペレスが登場。ペレスは6番手になっている。
GP2チャンピオンのパストール・マルドナードは、前日にヒスパニア・レーシングから参加していたものの、この日は来季の加入がうわさされるウィリアムズからテストに参加し、8番手のタイムを記録した。
イギリスF3チャンピオンのジャン・エリック・ベルニュは、この日もトロ・ロッソを走らせ、9番手になっている。
また、フォース・インディアから参加したイェルマー・ブールマンが、セッション終了直前にトラブルのためコース上にクルマを止めたことから、赤旗が出されていた。
今回の若手テストをもって、ブリヂストンのF1へのタイヤ供給が終了となった。19日(金)から同じくヤス・マリーナ・サーキットで行われる合同テストからは、来季以降のタイヤサプライヤーであるピレリのタイヤが使用される。
アブダビ若手ドライバーテスト2日目の結果は以下のとおり。
1.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
1:38.102(74周目) 77周
2.ジェローム・ダンブロシオ(ルノー)
1:38.802(82周目) 83周
3.サム・バード(メルセデスGP)
1:39.220(75周目) 82周
4.ゲイリー・パフェット(マクラーレン)
1:39.760(82周目) 84周
5.ジュール・ビアンキ(フェラーリ)
1:39.916(85周目) 93周
6.セルジオ・ペレス(ザウバー)
1:40.543(90周目) 91周
7.ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)
1:40.901(25周目) 27周
8.パストール・マルドナード(ウィリアムズ)
1:40.944(59周目) 81周
9.ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)
1:40.974(14周目) 61周
10.イェルマー・ブールマン(フォース・インディア)
1:41.178(48周目) 67周
11.ダビデ・バルセッキ(ヒスパニア・レーシング)
1:43.013(31周目) 32周
12.ルイス・ラジア(ヴァージン)
1:43.525(58周目) 70周
13.ヨセフ・クラール(ヒスパニア・レーシング)
1:44.143(60周目) 61周
14.ロドルフォ・ゴンザレス(ロータス)
1:44.312(40周目) 41
15.ウラジミール・アラバドジフ(ロータス)
1:45.723(47周目) 49周
*タイムなどの情報はウィリアムズのプレスリリースより