レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2人のドライバーを平等に戦わせるというチーム方針の正当性が証明されたと語った。
2010年のF1最終戦アブダビGPでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝。チャンピオンを争っていたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)やマーク・ウェバー(レッドブル)が下位に沈み、ベッテルが史上最年少チャンピオンに輝いた。
フェラーリは、シーズン中盤からアロンソにチームの力を集中させ、フェリペ・マッサ(フェラーリ)へアロンソに優勝を譲るよう指示することもあった。その一方でレッドブルは、最後まで2人のドライバーを平等に戦わせるという姿勢を貫いた。
このレッドブルの姿勢を疑問視する意見もあったが、ベッテルの王座決定後、次のように語るホーナーのコメントを『Autosport(オートスポーツ)』が報じた。
「2人のドライバーを平等に支援するという姿勢を貫いたが、これが正しいことだった」
「最終的には、最高なドライバーが勝ったんだ。マークから奪うものは何もなかった。彼も、今年成し遂げたことを非常に誇りに思えるだろう。彼も素晴らしい走りをしていた。最終戦まで彼ら2人が戦ったという事実は、素晴らしいものだ」