ブリヂストンの2010年アブダビGP決勝レポート

2010年11月15日(月)
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壮大でエキサイティングなレースとなったブリヂストンのF1最後のアブダビGP決勝は、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が今季5度目の優勝を飾り、史上最年少のF1世界チャンピオンに輝いた。

ベッテル選手はスーパーソフト-ミディアムのタイヤ戦略を使って優勝した。彼と共に表彰台に並んだのは、2008年度チャンピオンのルイス・ハミルトン選手と昨年度チャンピオンのジェンソン・バトン選手。このボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのふたりはベッテル選手と同じ戦略だった。

ブリヂストンのタイヤ・サプライヤーとしての14年間はスリリングなレースで幕を閉じた。この14年間に製造された70万本のブリヂストン・ポテンザF1タイヤは、11回のドライバーズ及びコンストラクターズ・チャンピオンシップ優勝、175回のレース優勝、170回の最速ラップタイム、そして168回のポールポジションを達成した。

安川ひろし(ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「今日、力強いレースを戦い、ドライバーズ・チャンピオンシップ優勝を決めたセバスチャン・ベッテル選手にお祝いを申し上げます。われわれにとっては最後のレースでしたが、さまざまなドラマや興奮を経験したこの14シーズンのフィナーレにふさわしい素晴らしいシーズンの最後を結ぶことができました。この間にわれわれのブランドの認知度は大きく高まり、数々の活動やイベントでは全世界のブリヂストン販売会社の皆さんに支援していただきました。ブリヂストンの全ての関係者に感謝すると共に、F1関係者の皆様にも長年の友情とご支援に感謝したいと思います。また、全世界の全てのF1及びモータースポーツ・ファンの皆さんにも感謝いたします。われわれの最高の技術を追求する情熱を楽しんでいただけたことを願います」

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日は、最後のチェッカーフラッグまでブリヂストン・ポテンザタイヤがさまざまな戦略、最高の緊張感、そして大きな興奮を提供することができたレースでした。ポールポジションを一番多く獲得したドライバーがチャンピオンに輝いたのはふさわしい結果だったと思います。セバスチャン・ベッテル選手は、どうしたら最大限にタイヤの性能を引き出すことができるかを理解するためにひん繁にブリヂストンのエンジニアたちと話をしたドライバーです。今シーズンは彼の才能が光輝く場面が多かったですが、今日も例外ではありませんでした。どちらのコンパウンドも素晴らしい性能を発揮しました。バトン選手はマネジメント次第でスーパーソフトも長持ちすることを証明してくれましたし、クビサ選手はトップグループとは逆の戦略で戦う価値を見せてくれました。ブリヂストンにとって、F1はやりがいのある、貴重な、そして満足のいくプロジェクトでした。この14年間のわれわれのF1活動に関わって下さった皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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