ブリヂストンが、日本GPからシーズン最終戦アブダビGPまでのタイヤコンパウンドを発表した。
ドイツGPでは、F1のショー的要素を高めるため、最も軟らかいコンパウンドと、最も硬いコンパウンドを持ち込んでいたブリヂストン。しかし、2010年シーズンの終盤戦で、ブリヂストンが同様のアプローチをとることはない。
日本GP、そして今年が初開催になる韓国GPには、ソフトとハードのコンパウンドが持ち込まれる。また、ブラジルGPと最終戦アブダビGPでは、スーパーソフトとミディアムのコンパウンドが使用される。
F1初開催となる韓国は、まだサーキットが完成していない状態だ。その韓国で使用するタイヤを、どのように決定したのか、ブリヂストンのF1タイヤ開発責任者、浜島裕英氏は次のように語った。
「終盤戦のタイヤについて最大の関心事は、韓国へどのタイヤを持ち込むかという点でした。新サーキットではいつものことですが、FIA(国際自動車連盟)、サーキット、そしてチームと密接に協力して決断を下しました。しかし、それらの情報に加えて、われわれは常に安全面のことを考慮に入れているので、必然的に、韓国へ持ち込むタイヤは保守的な選択になりました」