2011年からのF1タイヤサプライヤーに決まっているピレリが、ウエットでのテストを完了した。
『Autosport(オートスポーツ)』によると、ピレリはポール・リカールのスプリンクラー・システムを使って人工的にウエット路面を作り出し、インターミディエイトとエクストリーム・ウエットのタイヤをテストしたようだ。
「今回のウエットテストの結果には、非常に満足している」
「ポール・リカールのスプリンクラー設備によって、希望していたような一貫したコンディションで作業を行うことができ、時間を最大限に有効活用できた」とピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは語っている。
F1最終戦アブダビGP終了後の19日(金)と20日(土)には、ピレリタイヤを使用した初のF1合同テストがアブダビで予定されている。ピレリはアブダビへ、ミディアムとソフトのコンパウンドを持ち込むが、初の合同テストを前にヘンベリーは、こうコメントした。
「ヨーロッパでの作業を終え、これからアブダビへ向かう。現在のわれわれがどのレベルにあるのか、初めてそれが示されることになるだろう」
「未知なところへの大きな一歩になるが、これまでに3ヶ月弱の走行を終えており、われわれの製品には、さらに進歩するため確固たる基礎ができていると確信している」