ルノーのカルロス・ゴーン会長は、ルノーF1チームの株式を売却するのか明言を避けた。
ルノーは昨年、F1チームの大部分の株式をジェニイ・キャピタルへ売却。今は少数の株式を保有しているのみになっているが、ルノーがF1チームの株式をさらに売却してF1への関与を弱め、グループ・ロータスがルノーF1チームへ関与してくるとのうわさがある。
しかしゴーンは、ルノーが来年はロータス・レーシングにもエンジンを供給することを強調。サプライヤーとしてはF1への関与を拡大していると指摘しながら、株式の売却説については次のように『Auto Hebdo(オート・エブド)』へコメントした。
「話し合いが実際にあるにしろ、ないにしろ、実況中継するつもりはない」
「だが、このチームやほかのチームへの資金的な関与は、すべて戦略的に行われる。われわれは、特定のチームを保有するためにF1にいるのではない。ルノーの名と技術を広めるためF1にいるのだ」
「そのために必要なことは、低く抑えたコストと投資の中でやっていく。必要以上のリソースを投入することはない」
「重要なのは、エンジンや技術サプライヤーとしてのわれわれの役割を拡大することだ」