強盗事件頻発のブラジルGP、F1界のボスは開催の危機を否定

2010年11月09日(火)
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F1最高権威バーニー・エクレストンが、ブラジルGPの今後の開催が危機的な状況にあるとの憶測を一蹴した。

以前から治安の悪さが懸念されていたブラジルGPだが、今年はジェンソン・バトン(マクラーレン)がマシンガンで武装した集団に襲撃されそうになったほか、ザウバーのスタッフもマシンガンを持った強盗に襲撃され、所持品を強奪されていた。

こういった事件を受け、各ドライバーは防弾仕様の車に乗り込み、警護されながらサーキット入りし、警察のヘリコプターがサーキット上空を旋回するなど、決勝が行われた7日(日)は警備が強化されていた。

しかし、治安の悪さからブラジルGPの今後の開催が危機的な状況になったとのうわさが広がった。これに対しエクレストンは「私はここに40数年来ており、歩き回っているが、トラブルにあったことなど一度もない」と語った。

さらに、ブラジルでの問題は「オックスフォード・ストリート(ロンドン中心地)」や「ニューヨーク」ほど悪くはないとして、エクレストンは次のように加えた。

「彼らは標的を探しているんだ。少しのろくて、単純な人物をね。だが、利口そうな人を狙うことは決してない」

「とにかく、レースには満足だ。この先100年はここに来る」

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