レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、もしフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2010年のF1チャンピオンになった場合には「腹が立つ」と語った。
現在ランキングの首位に立っているのはアロンソ。選手権2位につけるウェバーとは11ポイント差になっている。
フェラーリはドイツGPの際、トップを走行していたフェリペ・マッサ(フェラーリ)に対し、アロンソへ優勝を譲るよう指示。これによってアロンソが優勝したが、F1ではレース結果を左右させるチームオーダーが禁止されているため、フェラーリにはレース後にペナルティーが科された。
しかし、フェラーリに科されたのは罰金のみであり、ポイントはく奪などの処分はなかった。そのため、罰金を払えば「お金でチームオーダーを買える」と非難されていた。
もしドイツGPでマッサが優勝し、アロンソが2位になっていれば、現在のウェバーとアロンソのポイント差は、わずか4ポイントだったことになる。そのためホーナーは、『BBC』ラジオへ次のような怒りのコメントを残した。
「(アロンソに王座を奪われたら)腹が立つだろうね。チームオーダーは禁止だという認識のもとで、われわれは戦っていたのだから」