ジェンソン・バトン、タイトル防衛が絶望的に

2010年10月25日(月)
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2009年のF1チャンピオンであるジェンソン・バトン(マクラーレン)は、王座の防衛が絶望的になった。

メルセデスGPの前身であるブラウンGPで2009年のF1チャンピオンに輝き、今年は名門マクラーレンに移籍したバトン。ルイス・ハミルトンのためのチームとも言われるマクラーレンで、バトンは苦しい戦いを強いられるだろうというのが大方の見方だった。

しかしシーズン序盤、特に荒れたレース展開になるとバトンが強さを発揮し、一時はランキングの首位に立つこともあった。だが、シーズンが進むにつれてバトンの順位は落ちていき、ランキング首位とのポイント差も開いていった。

そして、選手権5位の状態で迎えた韓国GP、バトンは予選でタイヤを温めることに苦戦して7番手に沈んだ。決勝でも、雨にぬれた路面に手こずり、ポイント圏外の12位でレースを終えた。

韓国GP後、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がランキングの首位に躍り出たが、アロンソとバトンのポイント差は42。レース優勝で獲得できるポイント数が25ポイントであるため、数字上はわずかにチャンピオンの可能性を残しているが、事実上はチャンピオンン争いから脱落したと言える。

バトン本人もレース後、「僕がチャンピオンになるには、僕より上位にいるドライバーに何か起きないといけなくなった。だから、僕にとってはかなりガッカリな1日だったよ」と王座防衛の可能性がほぼなくなったことを悔しがっていた。

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