F1韓国GP1日目、全ドライバーコメント その2

2010年10月23日(土)
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フォース・インディア

エイドリアン・スーティルは、韓国GPフリー走行1回目で18周を周回して、ベストタイムは1分43秒602で14番手。フリー走行2回目では、22周を周回してベストタイムは1分39秒971で15番手になっている。

エイドリアン・スーティル
「新しいコースを覚えるのは、とても楽しいんだ。流れが素晴らしいし、最高なコーナーもある。特にホームストレートへつながるコーナーの連続がある最終セクターはいいね。近代サーキットにしては、とても特徴がある。それに、グリップが高くなってしまえば、楽しく周回を重ねられたよ」

「(路面のグリップが増して)どんどん速くなっていったし、これからもまだまだ状況は良くなるから、今日はこの変化に対応するのも挑戦の1つだった。今日はスピードを上げていくのにいいプログラムがあったし、すべて予定通りにこなせた。ロングランではあまり周回を重ねなかったけど、有益ないい情報をたくさん得られた。いい1日だったよ」

ビタントニオ・リウッツィは、韓国GPフリー走行1回目で21周を周回して、ベストタイムは1分44秒887で17番手。フリー走行2回目では、27周を周回してベストタイムは1分39秒881で14番手になっている。

ビタントニオ・リウッツィ
「コースはとても面白いし、走っていて楽しいよ。1回目のセッションで初めの15分はグリップがとても低くて、コース上にクルマをとどめるのが難しかった。でも、それ以降は問題なくなって、常に状況が改善していったよ。でも、ラインを外すと、今でもとても汚れていて滑りやすい。ラバーのないところでは滑るから、レース中の追い抜きは難しいよ」

「今日のプログラムは順調にこなせた。最後の周に、最終セクターでちょっとした問題があって、クルマが片方に引っ張られるような感じになった。でも、心配するようなことではないよ。それで、セッション終了の数分前にクルマを止めた」

「現時点では、グレイニングがひどいから、タイヤについて正確に把握するのは難しい。ロングランでは、みんな一貫性の問題を抱えていたと思うよ。特にソフト側のタイヤでね。バランスに関するいいアイデアがあるし、両方のコンパウンドで、セットアップの方向性も見つけられた。いい形で週末を始められたよ」

トロ・ロッソ
セバスチャン・ブエミは韓国GPフリー走行1回目で23周を周回して、ベストタイムは1分43秒940で16番手。フリー走行2回目では、32周目を周回してベストタイムは1分40秒896で18番手になっている。

セバスチャン・ブエミ
「新サーキットはいつでも楽しいものだよ。予想されたとおり、午前中はとても汚れていたけど、1日を通じて改善していった。常にラップタイムが更新されていったことでも分かると思う。まだ汚れているコーナーや、アスファルトが縁石よりも低くなっている場所もある」

「僕たちは何の問題もなく走ることができて、分析するためのデータもたくさん得られたから、明日に向けていい方向性を見つけ出さないとね。シミュレーターで走ったこのコースは、実際のコースにとても近かったし、ラップタイムも予想していたとおりのものだよ」

「全体的にはいいサーキットだし、ウォールも多くて高速だけど面白い」

ハイメ・アルグエルスアリは、韓国GPフリー走行1回目で26周を周回して、ベストタイムは1分45秒141で18番手。フリー走行2回目では、29周を周回してベストタイムは1分40秒578で17番手になっている。

ハイメ・アルグエルスアリ
「このコースに向けた僕たちのシミュレーション・プログラムは、僕がこれまでに経験した中で最も現実に近いものだったよ。だから、僕たちの準備はとても有益なものになった。午前中にはいくつかのパーツをテストするのに少し時間を使ったけど、午後にはすぐにペースを上げることができた。これはシミュレーターによるところも大きいよ」

「クルマのバランスはいいし、ロングランでのレースペースも予想していたよりいい。だから、日曜(24日)の午後にはいいパフォーマンスを披露できると思う。予選については、セットアップやコースをさらに覚えていくことで、もっとスピードを上げられると思うけど、今日の走りは悪くなかった」

「路面の状況が良くなれば、明日にタイムは上がっていくだろうけど、それによって僕たちの順位が影響を受けることはない。最終コーナーは好きだよ。リスクを冒す必要のある、ドライバーズ・コーナーだからね。両側に壁があるから、少し危険かもしれない」

「ほかの部分でも、いくつかのラインが入り交じっていて、方向転回もあるから、面白いよ」

ロータス
ヤルノ・トゥルーリは、韓国GPフリー走行1回目で11周を周回して、ベストタイムは1分51秒701で24番手。フリー走行2回目では、19周を周回してベストタイムは1分42秒801で20番手になっている。

ヤルノ・トゥルーリ
「厳しい1日だった。悪い方向へいく可能性のあるものが、すべて悪い方向にいったという感じだよ。でも、メカニックが素晴らしい働きで2回もギアボックスを直してくれて、ある程度の周回数を走ることができた」

「サーキットはすぐに覚えて、路面がよくなってからは、オプションタイヤ(ソフト側)でクルマの感触がよかったから、ラップを重ねるごとにタイムを更新できたよ。全体的には、いいサーキットだと思う。攻められる場所を見極めるには、もう少し走らないといけないけどね。明日と決勝に向けたセットアップについて今日の夜にも作業をするから、大丈夫だと思う」

ヘイキ・コバライネンは、韓国GPフリー走行1回目で22周を周回して、ベストタイムは1分47秒115で21番手。フリー走行2回目では、29周を周回してベストタイムは1分42秒773で19番手になっている。

ヘイキ・コバライネン
「いい1日だったよ。まず、いろんな人がこのイベントへの懸念を抱える中で、素晴らしい働きで僕たちのためにすべてを準備してくれたレース主催者に感謝したい。金曜なのにグランドスタンドにたくさんのファンがいてうれしかったよ。今週末だけでなく、将来のことを考えるといいことだね」

「コース上でもいい1日だった。セットアップについて、明確な方向性が見えたし、ライバルと比べてもペースは良かったから、いい状態だよ。今日は楽しめた。第2セクター序盤の高速セクションは最高だね。第3セクターにも挑戦しがいのあるコーナーがある」

「長いストレートときついコーナーがある第1セクターでは追い抜きができるかもしれない。特に厳しいセクションではないけど、いいショーを見ることができるかもね」

「ピットレーンの入り口には注意が必要だよ。少し狭くて、速いペースで走っているクルマは、ピットレーンに入ろうとしてスローダウンしているクルマに注意する必要がある。大丈夫だとは思うけどね」

ヒスパニア・レーシング
山本左近は、韓国GPフリー走行1回目で29周を周回して、ベストタイムは1分50秒347で22番手。フリー走行2回目では、19周を周回してベストタイムは1分45秒166で23番手になっている。

山本左近
「韓国GPは今回が初開催なので、このサーキットでレースをするのは全員が初めてです。予想されたとおり、午前中はコースがとても滑りやすかったんですが、グリップレベルはどんどんよくなっていきました。多くの周回を走り、できるだけ多くのデータを集めていました」

「レースへ向けた準備として、両方のタイヤコンパウンドを使うこともできました。明日に向けて懸命に作業を続けます」

ブルーノ・セナは、韓国GPフリー走行1回目で15周を周回して、ベストタイムは1分50秒821で23番手。フリー走行2回目では、3周を周回してベストタイムは1分46秒649で24番手になっている。

ブルーノ・セナ
「いい初日にはならなかったよ。1回目のセッションでは、技術的な問題が起きて、早めにクルマを止めざるを得なかった。いくつかのパーツを交換する必要があったんだ。それで午後には1周しかタイム計測をできなかった。メカニックが素晴らしい働きで、セッションが終わるまでにクルマを直してくれたんだ」

「明日に集中しないとね。もっとうまくいくことを願っているよ」

ザウバー
ニック・ハイドフェルドは、韓国GPフリー走行1回目で18周を周回して、ベストタイムは1分42秒293で8番手。フリー走行2回目では、25周を周回してベストタイムは1分39秒588で11番手になっている。

ニック・ハイドフェルド
「初めは路面のグリップがかなり低いと予想していたけど、考えていた以上に低かったよ。2分前後のラップタイムから始まり、油や土がなくなっていった。そして路面にラバーがのると、コースはとても楽しくなっていったよ」

「コーナーが組み合わさったレイアウトになっていて素晴らしいね。先のコーナーをうまく抜けるには、1つ目をうまく走らないといけない。僕はそういったコーナーが好きなんだ」

「ハード側のタイヤは、温まるまで時間がかかるようだね。ソフト側のタイヤですら、1周目に最速のタイムを出せなかった。そして、タイヤが適切な温度まで温まると、すぐにグレイニングが始まるんだ。グリップレベルが上がるにつれて、この問題が小さくなることを願っているよ」

「ドライでトラブルのない1日になり、セットアップに取り組めて良かった。いろいろな事を学んだし、それを証明できる可能性はある」

小林可夢偉は、韓国GPフリー走行1回目で20周を周回してベストタイムは1分43秒309で13番手。フリー走行2回目では、26周を周回してベストタイムは1分39秒564で10番手になっている。

小林可夢偉
「とてもいいコースですね。挑戦しがいがありますし、特に最終セクターが難しいんですが、走っていて楽しいコースです。唯一の問題は、まだ路面がかなり滑りやすいことですね。どちらのコンパウンドでも、タイヤのグレイニングはひどかったです」

「1回目のセッションでは、路面の状況が良くなる前、かなり序盤からプログラムを始めていました。それでタイヤが完全にダメになってしまったんです。そのため、数分早く作業を終えました」

ヴァージン
ティモ・グロックは、韓国GPフリー走行1回目で20周を周回して、ベストタイムは1分45秒588で19番手。フリー走行2回目では、26周を周回してベストタイムは1分43秒115で21番手になっている。

ティモ・グロック
「この新コースが大好きになったよ。技術的にとても面白いし、レーシングドライバーとして求めるものがすべてあるんだ。長いストレート、追い抜きを仕掛けられるヘアピン、とても狭い最終セクター。それがすべて興奮の1周につまっているんだよ」

「今回もオプションタイヤ(ソフト側)で不運に見舞われたけど、プライムタイヤ(ハード側)ではあまり悪くなかった。トラフィックで少しタイムを失ったけど、全体的には悪くない初日だった」

ルーカス・ディ・グラッシは、韓国GPフリー走行1回目は出走せず。フリー走行2日目では、29周を周回してベストタイムは1分44秒039で22番手になっている。

ルーカス・ディ・グラッシ
「韓国インターナショナル・サーキットでの、僕の初セッションは順調だったよ。コースも気に入った。午後からプログラムを開始して、すぐにスピードを上げられた。明日に投入する新パーツもあるし、それまでには僕もコースにも慣れているだろうから、明日にも大きく進歩できると思う」

リザーブドライバーであるジェローム・ダンブロシオは、韓国GPフリー走行1回目で17周を周回して、ベストタイムは1分46秒613で20番手になっている。

ジェローム・ダンブロシオ
「初開催の新コースで走ることができてよかった。初めはとても汚れていたけど、セッション中にかなりきれいになって、周回ごとに状況はよくなっていった。かなりの周回を走りこんだけど、コースがとても汚れていたから、今までにやったことのないスタート練習など、新しいことに挑戦するチャンスもあった」

「常に学習していたし、それこそ僕がヴァージン・レーシングで4回走ることの目標だからね」

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