F1韓国GPの「ラブホテル問題」を現地メディアも批判

2010年10月25日(月)
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韓国GPの際、主催者側が関係者に用意した宿泊施設がラブホテルだったことに対し、海外メディアから批判があったが、現地メディアもこの問題を批判した。

初開催となった韓国GPは、サーキット建設が大幅に遅れたことから、サーキットが未完成のまま開催を迎えていた。コースはギリギリで完成したものの、ほかの施設面では未完成であることが目立った。

サーキット周辺には宿泊施設が足りていないため、関係者の宿泊施設として用意されたのは、近隣都市のラブホテル。これについて『朝鮮日報』の日本語版は、「韓国のラブホテルの便利さを称賛する外信の報道もあった」としつつも、イタリア紙『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セーラ)』が次のように批判したことを伝えた。

「F1チームが“セックスモーテル”に押し込まれた」

また、『中央日報』の日本語版も『F1コリアGPが残した課題』と題した社説を掲載。その中で、インフラが不足していたことを指摘し、次のように書いた。

「まずは宿泊施設だ。光州(クァンジュ)・木浦(モクポ)宿泊業者は時ならぬ好況を享受したが、観客の不便はそれだけ大きかった。一部のモーテルはいわゆる“時間制”を導入・運営して外国人に衝撃を与え、外国の新聞にも紹介され、体面を汚した」

韓国GPが開催された韓国インターナショナル・サーキット周辺では、モータースポーツと観光の街を建設する計画が進んでいる。その中で、宿泊施設も増えると思われるが、この計画の完成は2021年の予定だ。

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