F1韓国GP1日目、全ドライバーコメント その1

2010年10月23日(土)
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マクラーレン
ジェンソン・バトンは、韓国GPフリー走行1回目で16周を周回して、ベストタイムは1分41秒940で5番手。フリー走行2回目では、19周を周回してベストタイムは1分38秒726で5番手になっている。

ジェンソン・バトン
「ここでは、僕たちのクルマのパフォーマンスがとても高いし、このサーキットを楽しんでいるよ。流れるようで楽しいんだ。とても滑りやすかったから、初めはかなり手こずったけど、すぐにグリップを得られた感じだよ。ただ、ほこりが多すぎる。それが唯一の問題だね」

「午後は、少し時間を失ってしまった。燃料をたくさん積んだ状態で走れなかったから残念だったよ。クルマがオーバーヒートしたんだ。ピットレーンで煙が出始めたから、僕はクルマから飛び降りた。その処理のため、少し時間を失ったよ。それ以外は、とてもいい1日だった」

「みんなも予想していたと思うけど、僕たちは第1セクターでとても強力だよ。でも、ほかのセクターでもかなり競争力は高い。これには勇気付けられるね。週末をとても楽しみにしているよ」

ルイス・ハミルトンは、韓国GPフリー走行1回目で15周を周回して、ベストタイムは1分40秒887でトップ。フリー走行2回目では、29周を周回してベストタイムは1分38秒279で3番手になっている。

ルイス・ハミルトン
「午前中は、路面がとてもほこりっぽかった。だから、みんなそこらじゅうで滑っている状態だったよ。でも、1日を通じて路面の状況が劇的に改善していった。今ではかなりいい状態になっているよ。ラインを外すと、今でもほこりが多いけどね」

「僕たちはストレートで速いみたいだけど、第2セクターや第3セクターでも速そうだね。これには勇気付けられるよ。とても速いコースなんだ。ここではいいクルマが必要になるけど、僕たちのクルマも十分にいいものだと思う」

「今日は、今回持ち込んでいる新パーツの評価に時間を費やした。タイムを見る限り、僕たちはレッドブルと同じくらい競争力が高そうだけど、ルノー勢やフェラーリ勢も速そうだから、予選では、どのドライバーが計測ラップでタイムを一番削っていけるかという勝負になるかもね」

メルセデスGP
ミハエル・シューマッハは、韓国GPフリー走行1回目で25周を周回して、ベストタイムは1分42秒022で6番手。フリー走行2回目では、26周を周回してベストタイムは1分39秒598で12番手になっている。

ミハエル・シューマッハ
「とてもいいコースだし、今日は走っていて楽しかったよ。もちろん、アスファルトも真新しい新コースだから、ラバーをのせる必要があるけど、1日の間に大きく状況は良くなった。サーキットにはいい意味で驚いたよ。とても厳しく、挑戦しがいがあって、手ごわくて、僕が大好きな挑戦がたくさんあるコースだよ」

「僕たちにとってはいい1日になって、コースでたくさんの作業をこなすことができた。スピードとペースという面で、いい状態になっている。予選でトップ10に入り、決勝でポイントを獲得することが目標になる」

ニコ・ロズベルグは、韓国GPフリー走行1回目で21周を周回して、ベストタイムは1分41秒152で3番手。フリー走行2回目では、29周を周回してベストタイムは1分39秒268で9番手になっている。

ニコ・ロズベルグ
「走っていて楽しいコースだし、追い抜きを狙える長いストレートとヘアピンがあって、レースにはいいはずだよ。数周走ったら、グリップのレベルも問題なくなったし、予想していたほど滑りやすくもなかった。うまくセットアップできて、クルマの感触はこの数レースと同じようなものだから、解決しなきゃいけないような問題もない」

「タイヤのグレイニングによって、面白いレースになるかもしれない。予選に向けて、夜の間に進化させるよ」

レッドブル
セバスチャン・ベッテルは、韓国GPフリー走行1回目で18周を周回して、ベストタイムは1分41秒371で4番手。フリー走行2回目では、22周を周回してベストタイムは1分39秒204で7番手になっている。

セバスチャン・ベッテル
「今日はいたるところで滑ったりドリフトしたりして、集中講座を受けているような感じだった。楽しかったよ。午後の方が有益な走行になったね。でも、2回目のセッション序盤にパンクしていて、それが少し影響した。オプション(ソフト側)を早めに使うことになったから、理想的ではなかったね。でも、全体的には悪くなかった」

「ピットの入り口は、先が見えなくなっているから、かなり際どい。ピットへ入るクルマが、ピットへ入らないクルマよりもゆっくり走る状態になるからね。もしそのクルマを抜こうとしたときに、そのクルマがピットへ入ろうとしたら、かなり難しい状況になるかもしれない」

「ペースはいいから、予選はうまく戦えると思う。マーク(ウェバー/チームメート)は落ち着いて午後を過ごしていたけど、競争力は高そうだね。第1セクターは僕たちが強さを発揮できていないけど、第2セクターと第3セクターで取り戻せる」

マーク・ウェバーは、韓国GPフリー走行1回目で23周を周回して、ベストタイムは1分42秒202で7番手。フリー走行2回目では、23周を周回してベストタイムは1分37秒942でトップになっている。

マーク・ウェバー
「今日は路面の状態が大きく変わっていった。新サーキットだし、1回目のセッションでは滑りやすかったよ。その後、状態は改善していったけど、みんな同じ状態だし、プログラムをこなしながらクルマで作業を進め、コツコツとやっていくしかない」

「前向きな1日だったし、クルマの走りはよかったよ。集めるべき情報はたくさんあったけど、うまく作業をこなせた。今日のパフォーマンスは楽観的に考えていて、明日へ向けた準備に集中しているんだ」

「ここで走るのはとても楽しかったよ。ユニークな部分がいくつかあるし、新サーキットはドライバーにとっていい挑戦になるものなんだ。ピットへの入り口と出口がちょっとギリギリになっている。それを除けば、主催者は素晴らしい仕事をしたと言えるね。批判するものは何もないよ」

フェラーリ
フェリペ・マッサは、韓国GPフリー走行1回目で25周を周回して、ベストタイムは1分43秒054で12番手。フリー走行2回目では、32周を周回してベストタイムは1分38秒820で6番手になっている。

フェリペ・マッサ
「このコースは好きだよ。あらゆる種類のコーナーがある、とても長いコースで、伝統的なサーキットを思い起こさせる部分もあれば、市街地コースのようなセクションもある。ターン11は、2つのコーナーが1つになったようで難しいし、そのすぐ後に方向転換があるからね」

「いいセットアップを見つけるのに少し苦労していたんだ。特に、タイヤの消耗が早いから、タイヤをきちんと機能させるのが難しい。コースには、さらにラバーがのっていって、状況は改善し続けていくだろうね」

「グリップレベルが変化し続けていたから、ライバルと比べて僕たちがどの位置にいるのか正確に判断するのは難しいね。でも、僕たちも高い競争力を発揮できるという感触を得ている。午前中には、ブロウン・リアウイング(Fダクト)なしのクルマも試したけど、ここでは使うべきだね」

「通常のウイングに比べて、ストレートで勢いをつけてくれるんだ。オーバーステアも出ていたけど、このコンディションじゃ当然のことだと思う。シミュレーターで走ることができてよかったよ。目印になるポイントが、マラネロ(チーム本拠地)で見たものと一致していたからね」

フェルナンド・アロンソは、韓国GPフリー走行1回目で21周を周回して、ベストタイムは1分43秒928で15番手。フリー走行2回目では、30周を周回してベストタイムは1分38秒132で2番手になっている。

フェルナンド・アロンソ
「このコースは走っていて楽しいね。3つのセクターそれぞれが異なっているから、とても面白いよ。第1セクターでは、高い最高速が必要になる。第2セクターには高速コーナーがあって、第3セクターには低速コーナーがある。だから、予選や決勝に向けて各チームが、どういったセットアップにするのか興味深いよ」

「僕はターン4からターン6にかけてが好きだね。大きく異なったラインがいくつかあるし、追い抜きをできる可能性もある。イスタンブール(トルコGP)の最終セクターを思い起こさせるね。タイヤの摩耗がとても早いことを除けば、今のところ、特に悪いものは見当たらない」

「摩耗については、新路面では予想できることだけどね。日曜(24日)までには状況が改善するだろうから、心配する必要はないよ。みんな同じ状況だしね」

「いつものように、レッドブルがとても強そうだし、マクラーレンも今回は良さそうだね。実際に、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)は鈴鹿(日本GP)で予選3番手(ペナルティーを受けたため8番グリッドからスタート)になっていたから、彼も今回のレースでの優勝候補だと思っている」

「でも、選手権リーダーたち(レッドブル勢)が大きな差をつけた日本とは状況が違うと思う。今回は、僕たちやマクラーレンも、何か面白いことができるかもしれない」

「いろいろな要素によって、今週末に向けて正しい選択をするのが難しくなっている。路面の改善状態によって、重要なコーナーで使うギアが変わるし、空力面でのダウンフォースも変わる。それに、日曜には雨の可能性もあるからね。新サーキットだから、判断の基準になるものがないんだ。だから、いつも以上にチームワークが重要になる」


ウィリアムズ

ルーベンス・バリチェロは、韓国GPフリー走行1回目で23周を周回して、ベストタイムは1分42秒883で10番手。フリー走行2回目では、35周を周回してベストタイムは1分39秒812で13番手になっている。

ルーベンス・バリチェロ
「それなりにいい1日だったよ。コースは常に改善していった。かなり早い段階から、燃料をたくさん積んだ状態で走り始めた。だから、今日の僕たちの位置が、僕たちの力を正確に表したものだとは思わない」

ニコ・ヒュルケンベルグは、韓国GPフリー走行1回目で21周を周回して、ベストタイムは1分42秒678で9番手。フリー走行2回目では、30周を周回してベストタイムは1分40秒478で16番手になっている。

ニコ・ヒュルケンベルグ
「とてもいいコースだね、僕は気に入ったよ。午前中はいいセッションになったんだけど、午後に向けてセットアップを変更したら、それがうまくいかなかった。クルマの感触が大きく変わって、いいラップタイムを出すのに苦労したんだ。午前中はずっと競争力が高そうだったから、初めの状態に戻して、明日に向けて進化させる」

ルノー
ロバート・クビサは、韓国GPフリー走行1回目で18周を周回して、ベストタイムは1分40秒968で2番手。フリー走行2回目では、29周を周回してベストタイムは1分38秒718で4番手になっている。

ロバート・クビサ
「走り始めは、路面がとても滑りやすかった。誰も走ったことのない新しい路面では予想されることだけどね。路面は大きく改善されていって、走行を重ねるごとに良くなっていった。2回目のセッションが終わるころには、かなりコンディションが良くなっていたよ」

「2回のセッションで、いくつかテストしたけど、クルマの性能をもう少し引き出しつつ、何が最良なのか、これから判断しないといけない」

ビタリー・ペトロフは、韓国GPフリー走行1回目で22周を周回して、ベストタイムは1分42秒896で11番手。フリー走行2回目では、28周を周回してベストタイムは1分39秒267で8番手になっている。

ビタリー・ペトロフ
「午前中も午後も、路面がとても汚れていた。でも、常に改善されていったよ。まだコースのことを学習している。グリップを得るのが難しく、いいセットアップにするのも簡単じゃなかった。コースは走っていて楽しいよ。とてもスムーズだし、タイヤのパフォーマンス変化が大きいから、かなり面白いレースになるだろうね」

「まだやるべきことは多いけど、僕たちのペースも悪くないから、明日も同じ方向性で作業を進めないといけない」

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