ビタリー・ペトロフ「攻略しにくいコース」/日本GPプレビュー

2010年10月05日(火)
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ルノーのビタリー・ペトロフが、日本GPを前にした心境を語った。

Q:ビタリー、シンガポールでF1に来て初のナイトレースを走ってみていかがでしたか?

ビタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ):厳しい週末だったし、残せるはずの結果を残せなかったから、フラストレーションがたまったよ。スタートはとてもうまくいって、10番手に上がった。チームの戦略も良くて、セーフティカーが出動した時に僕をピットへ入れてくれたんだ。

ペトロフ:ピットストップの後は、ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)やグロック(ティモ・グロック/ヴァージン)が目の前にいて、いい位置を走っていたんだけど、ヒュルケンベルグ(ニコ・ヒュルケンベルグ/ウィリアムズ)との事故があったんだ。それで3つポジションを落として、僕のレースが台無しになった。あれがなければ、8位には入れたと思う。

Q:シンガポールと日本の間は、どのように過ごしましたか? ヨーロッパへ戻りましたか?

ペトロフ:レースのすぐ後に戻ったよ。いつものように少しトレーニングをしてから、エンジニアと会ってシンガポールでのことを話し合い、何を学び取れるか確認するため、イギリスのファクトリーへ数日行っていたんだ。もちろん、鈴鹿(日本GP開催地)に向けた準備もしたし、エンジニアが去年のデータを見せてくれた。

Q:F1カレンダーに残された昔ながらのコース、鈴鹿へ行くことを楽しみにしていますか?

ペトロフ:とても有名なサーキットだっていうことは知っているし、初めて行くことができてうれしいよ。どうなるのかまだ分からないから、これ以上は何とも言えないね。僕にとっては完全に新しい経験になるけど、エンジニアからとても攻略しにくいコースだってことは聞いている。

ペトロフ:クルマが良くなることを願っているけど、切り返しが多くて、ラップの序盤はとても高速で難しいようだね。1つのコーナーでミスしてしまうと、ほかにも数コーナーで苦しむことになる。スロットルを全開にする部分も多いし、ストレートもかなり長いから、Fダクトをうまく機能させることも重要になると思う。

Q:F1ドライバーとしての1シーズン目を終えようとしています。この1年の流れには満足していますか?

ペトロフ:この数戦は、僕にとって厳しいレースが続いた。僕の経験不足も原因だったと思うし、運がなかった面もあると思う。特にフィードバックやクルマを理解することに関しては、懸命に取り組んで成長しているよ。でも、それが結果に結びついていないんだ。

ペトロフ:シーズン終盤のレースでは、僕に何ができるのかチームに示して、来年も残留する価値が僕にはあることを証明しないといけない。

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