2010年のタイトルを争うルイス・ハミルトン(マクラーレン)だが、シンガポールGPでも他車との接触によるリタイアでノーポイントに終わった。
シンガポールGPのレース開始直後からマクラーレン勢のペースは上がらず、トップを走っていたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)やセバスチャン・ベッテル(レッドブル)についていけなかった。
そして、上位勢がピットストップを行うと、レース開始直後にセーフティカーが導入された際にピットインしていたウェバーがマクラーレン勢を抜き、3番手に浮上した。その直後に小林可夢偉(ザウバー)がクラッシュし、このレース2度目のセーフティカー導入となった。
だが、レース再開直後、ウェバーが周回遅れを抜くのに少し手間取ったすきに、ハミルトンがウェバーを抜きにかかる。しかし、お互いに一定のスペースは空けていたものの、両者は接触してしまい、ハミルトンはそのままリタイアとなった。一方のウェバーは最後までレースを走りきり、3位になっている。
ハミルトンは前戦イタリアGPでも接触によるリタイアを喫していた。