シンガポールGP金曜日FIA記者会見

2010年09月25日(土)
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出席者: ステファノ・ドメニカリ(フェラーリ)、トニー・フェルナンデス(ロータス)、コリン・コレス(HRT)、ペーター・ザウバー (BMWザウバー)

Q:出席者全員にうかがいます。今日の走りについて、ご自分のチームでは、どうでしたか?
トニー・フェルナンデス(以下、フェルナンデス):ヘイキ(コバライネン)にとっては、至極平穏な一日だったよ。セットアップ出しも終わったし、本人はとてもマシンに満足している。ヤルノ(トゥルーリ)は好みのマシンに仕上げるのに苦労した。チームはさらに彼と作業を行う必要がある。全体的には、シンガポール入りした時のプランより、うまく事が運んだのが大きいね。それに信頼性も非常に良かった。悪くない一日だよ。

コリン・コレス(以下、コレス):われわれのドライバーはいずれもシンガポール初体験なのでね。まずは慣れる事が先決だ。セットアップに苦心はしているが大きな問題ではない。今のところマシンは安定している。われわれにとっては、それが最重要事項のひとつだよ。

ペーター・ザウバー(以下、ザウバー):今日は、まあまだったかな。ドライバーは二人とも苦労していた。ニック(ハイドフェルド)にとっては新しいマシン、履きなれないタイヤだったし、(小林)可夢偉は初めてのコースだ。なんとかうまくいったと思うよ。

Q:二人のタイム差は100分の12秒でしたね。
ザウバー:そうだね。それは良い事だ。

ステファノ・ドメニカリ(以下、ドメニカリ):1回目のセッションはもっと走りこみたかったが、路面コンディションを見る限り、それは不可能だった。比較材料をたくさん抱えていたわりに、最低限の事しかできなかったのは、状況を考えれば仕方ない。2回目はコンディションが良くなったと思う。位置関係について話すのは難しい。フェルナンド(アロンソ)のマシンにトラブルが出たしね。ちょうどファステストラップを出した直後だったよ。マシンを一旦バックさせて再スタートしたところ、原因は分からないが何かが起こったんだ。今はマシンが戻ってくるのを待っているところだ。今日の路面コンディションはみんなにとって大変だったと思う。従って、なかなか判断しづらいところだね。だが、明日は良い戦いになると考えているよ。

Q:今年のサーキットについてドライバーから、よりスムーズでさほどバンピーではないという話は聞かれますか?
ドメニカリ:それについてはまだ話し合っていないよ。見た目に、新舗装はより滑りやすそうだ。ホコリか油がアスファルトにのっている感じだね。さらに1回目の走行では、コンディションの変化によって、舗装のいちばん古い部分が乾きやすく、新しい路面は多少、時間がかかっていたようだ。

Q:全員にもうひとつ質問します。バーニー・エクレストンはレース勝者にメダルを授与する考えを蒸し返そうとしているみたいです。それについて個人的な考えを聞かせください。世界チャンピオンを決めるシステムとして現行のポイント制に比べて、このアイデアに賛成ですか?
フェルナデス:私としては、古株の皆さんにお任せするよ。

コレス:今は他にもっと問題があるだろう。フェラーリだったら答えられるんじゃないかな。

ドメニカリ:残念ながらわれわれも、それほどメダルをもらった経験は無いが、それは別として、エキサイティングな考えなのは間違いない。以前も討議した事があるしね。話し合うだけで、結局、元のもくあみとなったのはF1にありがちな話だが。理由はどうあれ、今年は点を取ったら挽回できるから、うまくいっているんじゃないか。でも、ごく近い将来、議題に上る事はあるだろう。

ザウバー:私は今のシステムで十分だ。

Q:そのポイント制ですが、昨年から改善されたと思いますか?
ザウバー:得点の計算がより難しくなったね。

Q:トニー、グループ・ロータスとロータス・レーシングは今後、名称をチーム・ロータスに変えるそうですが、それについて詳しく教えてください。それから、ART(GP2)との提携や、ルノーとの関係について、現状はどうですか。
フェルナンデス:そうだな。コリン・チャップマンが会社を設立した当時は、グループ・ロータスがマシンを作り、チーム・ロータスがそれを走らせていた。われわれが買い取ったのはチーム・ロータスだ。今年、われわれはグループ・ロータスからライセンスを受けてチームを運営しているが、来年は自らチームを所有し、オペレーションを行う。シャシーの名称に変更は無い。

Q:ARTとルノーについては?
フェルナンデス:ARTは、詳しくコメントできない。ルノーとのからみは、それがどういう事か私は分からない。グループ・ロータスとルノーについてかね?

Q:ロータス・レーシングは来季、ルノーと手を結んでエンジン供給を受けるのかなと思っていたのですが。
フェルナンデス:いずれ何らかの発表を行うよ。

Q:ロータス・レーシングとARTのあいだで交渉事は存在するのですか?
フェルナンデス:いいや。

Q:コリン、今日あなたは山本左近からクリスチャン・クリエンへのドライバー変更を行いました。なぜ、カルン・チャンドックにチャンスは無かったのでしょうか? 彼とあなたのチームの間に将来はあるのですか?
コレス:ええと、チャンドックに機会は与えたよ。クリスチャンにもチャンスがあってしかるべきだ。だから、クリスチャンはマシンに乗っているのだ。

Q:チャンドックに機会を与えたという事は、今後、彼はマシンに乗らないのですか?
コレス:そうは言っていない。どう言ったら良いかな。クリスチャンは、今の状況において第一の選択肢なんだ。

Q:山本は彼の母国グランプリで再びマシンに乗るのでしょうか?
コレス:そう思うよ。イエスだ。

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