フェラーリが、シンガポールGPに新ディフューザーを投入する。
フェラーリは、ベルギーGPの際に問題を抱えていたものの、前戦イタリアGPまでにはディフューザーをうまく機能させることに成功し、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がポール・トゥー・ウィンを達成していた。
「今や僕たちのパッケージは、すべてのタイプのサーキットでうまく機能するはずだよ」
「これからの2レースでは、レッドブルがかなり強いだろうけど、僕たちも以前より一貫している」
「今年のタイトル争いでは、一貫性がカギになる」とアロンソは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ語っている。
フェラーリがシンガポールで投入するディフューザーは、ディフューザーとギアボックスの一体化がさらに進み、排気ガスがより効果的にディフューザーへ流されることで、ディフューザーの効率が向上しているという。
「このレースは重要なものだが、決定的なものではない」
「最後の瞬間まで、選手権は決まらなそうだ。新しいポイントシステムも、われわれの味方になっている」とフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へコメントした。
また、新パーツについてドメニカリは、『Tuttosport(トゥットスポルト)』へこう話している。
「ベルギーで起きたことを繰り返してはいけない。テストができないため、(ベルギーでは)新パーツが期待していたような成果を発揮しなかった」
「関連してくる不確定要素が多いので、どうなるのか予測することは不可能だ」
さらにドメニカリは、「クルマの下部」における「空力」に関する改良を行ったと認めている。