フェラーリは、シンガポールGPの予選で最下位になったフェリペ・マッサ(フェラーリ)に、9基目の新品エンジンを投入することに決めた。
今シーズンのF1では、ドライバー1人が1シーズンに使えるエンジンは8基までに規定されており、9基目のエンジンを使用した場合は10グリッド降格のペナルティーを受ける。
だがマッサは、すでに8基のエンジンを使用しており、シーズン終盤戦に向けて、エンジンについては厳しい状況になっていた。しかし、シンガポールGPの予選でマッサはギアボックスのトラブルに見舞われ、タイムを計測できずに最下位となった。
そのため、ここで9基目のエンジンを投入し、10グリッド降格のペナルティーを受けたとしても、実質はペナルティーなしということになる。
マッサは予選後、次のように語っている。
「念のため、エンジンを交換することになる。僕たちが最後尾グリッドにいることも考慮に入れているよ」