F1が真剣にコスト削減に取り組んだ場合、100名のF1関係者がF1界から姿を消すことになる。ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示し、F1からの追放処分を受けているフラビオ・ブリアトーレがこう語った。
追放処分が明ける2013年には、F1最高権威バーニー・エクレストンを補佐するような役職でF1へ復帰するとも言われるブリアトーレ。先日のイタリアGPに姿を現し、劇的なコスト削減を行わない限り、F1は長期的に存続できないと語っていた。
「パドックから100人を追い出す必要があるだろう。現在のF1を率いている者たちには、不可能なことだ」
「彼らに節約の仕方を教えることなんてできない。節約したことなんてないのだから。アルコール中毒者にバーでリハビリをさせるようなものだ」と自身も富豪であるブリアトーレは語る。
また、オーストリアのテレビ『Servus(セアヴス)』で、ブリアトーレはミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の現役復帰にも言及していた。シューマッハがベネトンで1回目と2回目のタイトルを獲得した際、チーム責任者を務めていたのがブリアトーレだった。
「復帰は間違っていた」
「彼のクルマも最高ではないが、彼にも競争力がない。たいていロズベルグの方が上だ。彼のことを気の毒に思うこともある」とブリアトーレは話している。